相変わらず、やんちゃなトトが少しでもおりこうさんになるよう近所の神社へ

一緒に初詣。「今年もトトが元気でありますように。」とお 願いする。そんな矢先、

トトの腰の辺りに 変なイボイボができる。慌ててお医者さんへ。みるみる大きく

なるイボイボを見て先生緊急手術。初めは良性かと思っていたが、先生の様子が

変なので飼い主非常に不安になる。 大きい病院でイボイボを検査してもらうことに。

検査の結果、肥満細胞腫という皮膚のあちこちに出来る悪性の腫瘍との電話が。

飼い主、呆然とする。とりあえず先生に 詳しく説明を聞きに行く。とてもやっかいな

病気だということが分るがトトは相変わらず、やんちゃでピンピンしているのでなん

だか信じられず。 よしよししながら 「トト、えらいことになったなぁ。」 と話しかける。

(肥満細胞腫詳細・
児玉どうぶつ病院サイト内ー色々な腫瘍)  




もう最後かも、と思って撮った写真。

元気だった トトのテンションが突然さがる。急いで病院へ。6日前に

食べた、ホッカイロによる胃炎ということでお薬をもらって帰る。しかし

その後2.3日で どんどん弱っていき、全くご飯食べられない状態に。

私のベッ トの上で苦しそうにしているトト。1週間前はあんなに元気

だったのにと、ただお薬あげて なでなでしかしてあげられない飼い主。

再び病院へ。トト 弱っても暴れん坊のため、全身麻酔をかけて診察。

少し元気になったスリムトト。
口の中に腫瘍が出来ているとのこと。「運の悪い子やなー。」と先生。口の中は

めちゃくちゃだが、内臓はきれいらしくお薬で治るとのこと。初めは薬の副作用で

発熱 下痢などで苦しそうだったが、みるみる元気を取り 戻し、2週間ほどで

口の中がきれいになり、食欲モリモリ トトにもどる。飼い主、覚悟を決めていた

だけにそんなトトの回復振りに 涙し、トトと目があうたびに あつい抱擁をかわす。
食欲のない時に アイスやカステラなどとびきりおいしい物を食べたせいで、まずい

ものはたべないグルメ 犬に。その上、どんなイタズラをしても「元気になったね。」と

よしよしされるので前よりさらに我がままになる。そんな我がままな姿さえ微笑ましい。

まだ、たくさんの散歩は行けないが 最悪の状態から回復した トトを見るたび、小さい

命の大切さと 日々の何気ない幸せを、しみじみかみしめる毎日。がんばれ、トト。




3月8日、やっと1歳になったトト。プレゼントは動物クッキー。全くトトにとって激動の

1年だった。これだけ大変な体験をすれば少しは落ち着きそうなものだが 相変わらず

のんきでアホ なトト。飼い主のコートをビリビリに 破いたり、イリコを1袋まるごと食べて

しまったりで 絶好調。毎日かかせない沢山のお薬は、カステラに包んであげるので

食後楽しみにしている様子。体重もどんどん増加、おだやかな毎日を過ごす。



家の前の溝にうずくまっているメジロをトトが発見、もう少しで食べそうになる。近くに

巣も親鳥も見当たらず、とりあえず保護する。そんな飼い主にジェラシーを感じてか

すね気味トト。お薬の量も減り、体重 前よりも増え22キロに。大量のお薬にもびくとも

しないので先生に 驚かれた トトの内臓は、どれだけ食べても大丈夫らしい。2ヶ月前の

事が嘘のよう、思い出してはトトと抱擁。春訪れ暖かくなり、メジロ回復、トト駆け回る。

2月のトトとくらべてみよう。




トトお 薬飲まなくてよくなり 、ますます元気。暑くなってきたからか川に入りたがる。

初めは足先だけつかる程度だったが、飼い主と同じく泳げないものの 顔ギリギリの

深さまでザブザブ入っていき、顔を上流に 向けてブルドーザーのように ガブガブ

水を飲んでいる。川岸から犬散歩中の飼い主さんに、決まって「オスですか?」

と 声をかけ られる。トト 人間に したら20ぐらいのピチピチギャルなのだが。
トト左耳をずっと掻いて切なそうな顔をしている。病院へ連れて行くと

外耳炎との診断。お 薬をもらい耳掃除をするよう言われるが、トト激しく抵抗。

お 薬をちらりと見ただけで逃げてしまい、耳掃除をしようとすると面棒食べられる。

どうしたものかと思っていたが、雷が鳴るとトト放心状態になるためそのすきに決行。

右の写真は祖母の家のタロウさん。軽い。10歳で、さすがもうおちついている。



暑い。トトますます川遊びに 夢中。この川は夜、蛍がた くさん出て 美しい。

その蛍さえ食べようとするトト。たくましい。
そんなある日、掃除しようと

トトトイレを見ると血の塊が。痔か?と思っていたら翌日血尿に 。慌てて病院へ。

真っ赤なおしっこをみて先生の顔色変わる。大きい病院で調べてもらう事になる。

飼い主クラクラしながら結果をまつ。診断はひどい膀胱炎。お薬のんですぐ治る。
夜寝る前「元気になってよかったなぁ」と なでなでしていると、トトの左目の上に

イボイボ発見。またあのにっくきイボイボか!と飼い主倒れそうになる。

グーグーいびきをかきながら寝るトトを見ながら、ほとんど眠れぬ飼い主。翌日

手術を覚悟して病院へ。診断は「これは何でもないよ。」 飼い主「よかったなートト。」

と絶叫し、先生の前にもかかわらずトトとあつい抱擁。あーよかった。本当によかった。



久しぶりのトトのへや更新。もうやめちゃおうかと思ったが 色んなこと含めて

トトなのでやめないことにする。7月に入ってからトト、次から次へ色んな病気

にかかる。まず、治ったと思った膀胱炎が再発。診察の結果、若年性の

更年期障害と言われる。避妊した犬が1万匹に1匹かかる病気だそう。

「おートト、すごいなー。」などと言っているうちに、今度はねんざ。「川遊び

で無茶しすぎ。」と言われ家で安静にしていると、トトどんどん歩けなくなり

ついには全く歩けなくなる。飼い主あせって病院へ行くと、今度は若年性の

リウマチと言われる。これも何千匹に1匹というめずらしい病気だそう。

もう、何がなんだか分らない。とり あえずお薬もらい飲ませると元気になる

ので一安心していると、今度はお薬効かなくなってくる。先生も何が何だか

分らない様子。試行錯誤の末、10月になり、先生「免疫不全で体の中に

カビがはえる病気。」との結論をくだす。「6割がた 間違いない。」らしい。

「僕も今まででこんな難しい子は始めて。」と、おっしゃる。がんばれ先生。


この最終の診断がくだるまで、1週間置きに良くなったり 悪くなったりで

病院通いが続いたので、トト病院の近くまで行くと自分で病院の中へ入って

行くという常連さんぶり をみせる。とり あえず、今のところ 病気はお薬で

コントロールでき、散歩あまり 行けないものの家の中で妙にハイテンション

で駆け回り、飼い主の腕をガジガジかじる。そのめちゃくちゃな暴れん坊ぶり

に目を細めつつ、「お 薬、効きすぎてないか ・・・。」と少々心配になる。



トトすこぶる元気。でも、1週間おきに全く元気なくなり立ち上がることも出来ない

朝が来て、お 薬をあげる。すると昼ごろには 復活、 すこぶる元気になるという

繰り返し。小さいお 薬のひとつぶでこんなに変わるのかと不思議でもあり 恐ろし

くもなる。
飼い主、毎朝「トト調子はどうだ?」と少しドキドキしながら様子を伺う。

大きいあくびが出来た ら絶好調。調子悪い時は口を開けることもままならない。
こんな調子だから、飼い主ますますトトに甘くなり 、人間のように扱うのでますます

人間ぽくなってくる。おやつちょうだい、ドア開けてちょうだいと目で 要求。飼い主、

大概のことはハイハイと答える。めったに 怒られないので、たまに 怒るとひどく

ショックを受けるらしく、 しばらく呆然とした あとお 気に入りのおもちゃを飼い主

のもとへ持ってくるという、いじらしい技を見せ、飼い主メロメロ。トトの思うつぼ。



お 薬をあげるのが5日おきに なるものの、元気のいい時は飛び跳ね、飼い主に

アタック。足に負担をかけないよう散歩に少ししか 行けない為、ストレスたまり

お 客さんに も激しく吠える トト。ご近所さんも「いい番犬ですね」と苦笑い。また

愛情を一身に受けているせいで ひどいやきもち焼き トトに 。少しでも飼い主が

他の犬に ヨシヨシしている所を見ると激しく怒りだし、恋人ジーコとも不穏な仲に。
病気をして少し性格が変わってしまった トト。お 友達と遊んで いる時の嬉しそうな

トトを思い出すにつけ、早くそんな日が来ないか、いやそんな日が来るのだろうかと

色々考えてしまう飼い主だが、とりあえず今はトトがご飯モリモリ食べられる事に 感謝

しつつ、出きるだけ遊んであげようと思い、興奮した トトに 噛まれて手に 穴を開けら

れても、その穴さえ微笑ましく眺めてしまう飼い主だった。2004年もがんばれトト!